2023年度・事業計画

1,ユニバーサルデザインによる街づくりの推進

ユニバーサルデザインによる街づくりの多角的な推進を図るため2021年に研究会内に3つの委員会を構成し活動を深めた。2023年度、3年間の活動の集大成として具体的な活動成果を市民、企業、行政に提案する。

(1)まちづくり委員会(担当:上村副会長 PTリーダー:上原・副原)

今までの活動(UD研究会・市政・まつもと市民会議等)を確認して、現市政が目指すまちづくりにおけるUDの位置づけについて発信する。
【テーマ1】
 2021年度の活動により、サードプレイス/人が繋がる空間の重要性について認識したため、UD観点から街づくりへの関わり方を追求する。
【テーマ2】
 公園及び歩道において、ひとやすみ出来る空間は多様性の中で誰に対してもやさしいまちづくりに繋がる。ユニバーサルデザイン及びSDGsの観点から課題に対して提言をおこなう。
【テーマ3】
 市民(高齢者、障がい者、女性など様々な方)の声を聴く機会を設け、今後の活動と提案に生かす準備を始める。同時にその場において「UDのまちづくり」について市民へ発信をおこなう。

(2)SDGs推進委員会(渡邊副会長、PTリーダー:窪田・副織田)

令和5年7月を目標にUD研究会がSDGsに取り組む団体として長野県への登録を目指す。また活動を通じてSDGsが生み出す会員企業の未来のビジネスモデルを探る。
【テーマ1】
 長野労働局管内の女性活躍推進法に認定(えるぼし認定)された企業による講演会の開催を通じ、UD研究会への女性参加の割合を向上させる。同時に会員企業に対し「えるぼし認定」の促進活動をおこなう。
【テーマ2】
 誰でも可能性に挑戦できる職場・経済を目指し、松本大学生徒の交流会を通じ、就活での思い出や企業が学生に思いを語る会を開催する。
【テーマ3】
 松本大学地域防災科学研究所の指導を仰ぎ、企業、地域、自治体に対し、防災減災対応アニュアルを提言する。
 1)会員企業の防災マニュアル 
 2)避難所に行かない人への防災マニュアル
 3)UD対応避難所対応マニュアル

(3)UD商品推進委員会(北原副会長、PTリーダー:白勢、副上嶋)

2021年度から活動した結果、実際に「商品を開発」するためには、イメージやアイディアの抽出まで辿り着けても、開発行為をおこなうには断念せざるを得なかった。そこで今年度は「開発」から「推進」へと委員会の名称を変更し、会員自社製品のUD化推進、松本の移住におけるまちづくりUDの推進という視点で活動提案する。
【テーマ1】
 松本大学・松商短大、廣瀬「UDへの気づき」講座ヘの参加
【テーマ2】
 企業におけるUD推進事業
 1)会員企業へUDの浸透・推進を図ることを目的とし、会員企業のUD浸透度や推進活動の報告会を開催。ともにHP上でPR掲載。
 2)会員非会員の自社UD商品の紹介を行う。UD商品の定義・審査方法を他都市の事例を取材しUD商品の審査を実施しHP上でPR掲載する。
【テーマ3】
まちなかUD推進事業
 委員会メンバーによるまちなかUD探索をおこない、松本市街地、のUD推進や暮らしやすいまちづくりの気づき、発見を提言する。

2、ユニバーサルデザインアイディアコンクール2023の開催

まちづくり委員会と共催し、松本市内外の小中学生を対象に、ユニバーサルデザインのアイディアを募集し審査会・表彰式を実施する。(詳細別紙)
 テーマ:「まちのベンチをデザインしよう~こんなベンチがあったらいいなぁ~」
 期 間:2023年7月~10月
 表彰式:2024年1月(予定)

3,ひと・まち・くらしのUD推進事業

下記の活動を通じて、UDの「ひと・まち・くらし」を推進
(1)松本市ユニバーサルデザイン推進会議メンバーと松本市議会議員への3委員会のプレゼンテーションと意見交換の開催
(2)UD公開セミナーの開催(令和4年2回開催)
(3)学校・各種団体自治体等へUD出前授業の開催
(4)行政とのユニバーサルデザイン懇談会の開催
(5)松本市ユニバーサルデザイン推進会議への委員派遣
(6)会員企業へのUD事業支援

4,ユニバーサルデザインの情報発信

(1)まつもとユニバーサルデザイン研究会のHPから情報発信
(2)市民タイムスでのユニバーサルデザイン広報展開
(3)松本市と協同し市内小学生用UDコンテンツ第2段動画の企画制作とUD研究会からYouTube情報発信
 (4)そのた